2010年07月30日

7月29日 ○谷川地区がクライマックスに。

今日も比較的作業しやすい一日。

○谷川地区では、
発掘の目標となっていた大型建物の床面に到達。
昨年に検出しした石敷きの続きも確認することができた。
あとは出土土器をもとに建物の時期を精査したい。

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土器の検討作業はまだおこなっていないが、
○ケメネス朝説が有力に?!

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セクションを見つめる○ichiさん。

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我々の新たな友人○ギィの考古学デビュー


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今日の夕飯は○ギィの家に招待してもらいアルゼンチンBBQ。
そのあとはキブツ内のパブで乾杯。




○ジットは素晴らしい。



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2010年07月28日

7月28日 ○野塚地区作業終了

5:15 出発。

今日は比較的涼しく、
発掘作業にはもってこいの一日となった。


○野塚地区では、石を割り続け、
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円形遺構内部の発掘が終了する。

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建物が破壊された際に石に潰された壺。


D・○スターの表現を借りるならば、
テルの発掘とは3Dのジグソーパズルであり、
しかも、そのピースの大半が欠けている。
欠けた部分を補いながら、居住史を読み解かなければならない。
今回発掘していた遺構はこの地区の歴史を明確にするための
重要なピースであった。
建物の層位づけは達成されたが、
内部からほとんど土器が出なかったために、
年代決定という目的は残念ながら達成できなかった。

この地区では来週以降、石壁の修復・保存作業が実施される。
明日からは、○野地区で作業を開始する予定。




今日はキブツの食堂が営業しており、
夕飯に美味しい牛肉料理を堪能できた。
ここガジットの住民の大部分はアルゼンチン系であり、
肉に関しては多少のこだわりがあるようだ。
食後にはサロンでコーヒーを飲みながらのミーティング。

そのあとはいつものようにイカ・ミーティング。
ふとしたことから、
ビールもサキイカも、
双方ともプリン体を多く含んでおり、
痛風の原因となりえる最悪のコンビネーションではないか、
という話題に。
「イカは健康食」と信じていたイスラエル人スタッフも驚きを隠しえない。
我々が達した結論は2点で、
・(ビールの摂取量から)痛風のリスクが最も高いと思われる団長の健康が案じられること。
・ビールとイカを毎晩摂取しても1カ月までならOKということ。
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2010年07月27日

7月27日 発掘調査とスムスムの運搬と。

今日も5:15にガジットを出発。
昨日に引き続き、D地区とF地区の発掘作業を進める。



○野塚地区では円形遺構を発掘中。
内部には大きな石が詰まっており、
力自慢が4人集まって、石を遺構から取り除く作業を行う。
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○谷川地区では、表土剥ぎが終了。
表土直下には石の集積が見られるが、この層を突破しつつある。
明日からはいよいよ、
鉄器時代(紀元前9-7世紀)のコンテキストに突入。
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朝食後に1tの砂利が遺跡に届く。
これは石壁の修復・保存作業につかう資材であるが、
車で運べるのはテル(遺跡の丘)の下までである。
大きな問題は、
これをどうやってテルの上に上げるか、
ということである。

出発前は、
・4輪駆動のバギーを借りてテルの登る
・トラックターを利用する。
・ロバをレンタル
などという案を検討していたが、

結局は、
先発隊5人とミスル村の8人で、
気合いで上げることに。

具体的には30キロの土嚢袋を肩に担いで、
テルの上と下を何往復もする作業である。

45分かけて1tの砂・砂利の運搬に成功したが、
暑い時間帯でのハードすぎる作業に、
全員ぐったりする。

ちなみに、来週は3tの砂・セメントが届く予定。
さてどうするexclamation&question 




今日運んだ資材は
スムスムと呼ばれるとても細かい砂利で、


1tの値段がなんと、


20シェケル。




夕方、宿舎にサンドバッグを設置。
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2010年07月26日

7月26日 発掘開始!

5:15ガジットを出発。
遺跡でミスル村のアベドさんたちと再会。

F地区とD地区で発掘が開始される。


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D地区では、
紀元前13〜12世紀頃と考えている円形遺構内部の発掘を開始。
大きな石がぎっしり詰まっており、床面はもっと深い位置にありそうだ。
発掘してみないと分からないが、
2008年に検出したオリーブの搾油施設と雰囲気が似ており、
立派な搾油施設が出土する可能性が強まった。



F地区の上層からも重要な発見あり。
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写真は出土したローマ時代のランプの破片。、
このランプの特徴はナイフのような製陶具で成形されていることで、
(モッティ曰く)紀元1世紀によく用いられていたタイプとのこと。
昨年までの調査から、
テル・レヘシュはローマ時代初頭にユダヤ人居住地となっていたことが想定されている。
そしてこの居住地はまもなく廃絶し、2世紀には廃墟となっていたようだ。
今シーズンの発掘調査によって、
ローマ時代についてのさらなる知見が得られることは間違いない。
ユダヤ戦争といった歴史的出来事との関連性が浮かび上がってくることも期待されるところだ。
G地区のローマ時代遺構の発掘開始(8/1〜)が楽しみである。


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7月25日

午前中にエンドールの倉庫へ行き、
必要な機材の搬出を行う。
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15:00から遺跡に。IMG_1604.JPG

調査区画の設定と、除草作業を行う。
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チームUSAの先生である○ッティもテルにやってきて、
ローマ時代解明の鍵となるであろう地区を選定。
今年のレヘシュは草が多く、
清掃作業が大変である。

猛暑の日本と比べて、
夕方は比較的涼しく過ごしやすい。
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夕食風景。
夕食後にミーティング。

ミーティング後には、
今シーズン最初のイカ・ミーティング。
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7月24日 到着

22:00 ベングリオン空港に到着。
毎年利用しているレンタカー会社○ルダンの事務所が
移転しており、到着早々に戸惑う。

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○ツィクと○ァヒと合流。


○ァヒの運転免許証が無効だったというトラブルを乗り越え、
イスズのピックアップをレンタル。

次に、
ジャッキなどの工具は後部座席の下に収納されているとのことだが、
その取り出し方を誰も知らないという事態に。
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必死で後部座席を調べる○ルダンのスタッフ。




翌日2:00 ガジットに到着。



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2010年07月06日

第13回イスラエル考古学研究会

 7月3日に第13回イスラエル考古学研究会が立教大学において開催されました。今回は研究発表二本と、エン・ゲヴ英文発掘報告書作成に向けて進捗状況を四人の報告者が報告しました。

 プログラムは以下の通りです。

○13:30- 副会長より御挨拶
      規約の改正に関する審議

○13:50- 研究会
1 発表
13:50〜14:30
 高井啓介 「イスラエルの民間信仰と考古学:『エンドルの霊媒の女』をめぐって」

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14:30〜15:10
 津本英利 「シリアの後期鉄器時代・アケメネス朝時代〜テル・マストゥーマの事例を中心に」

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2 エン・ゲヴ英文報告書作成と関連して
15:20〜15:40
 桑原久男 「エン・ゲヴの遺構について」
15:40〜16:00
 長谷川修一 「エン・ゲヴ出土のアンフォラの年代について」
16:00〜16:20
小野塚拓造 「エン・ゲヴ出土の石製品について」
16:20〜16:40
牧野久実「続 エン・ゲヴのペルシャ〜ヘレニズム時代の考え方」
16:40〜17:00
質疑応答

○17:30- 懇親会

 関西方面からいらっしゃった方を含め、50名程度の方が参加されました。

 懇親会は今年のテル・レヘシュ発掘調査に参加予定のボランティアの懇親会をも兼ねていました。32名の方が参加され、様々な情報を交換しました。
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